マリオット VISAカード 発行の可能性は?

マリオットインターナショナルは米国及びカナダ国内においては JP モルガン銀行との提携でVISAカードを発行しており 現在においてマリオットの主力カードです。
近い将来 AMEXとの提携カードが発行されてもVISAブランドのカードは引き続き JP モルガン銀行との提携カードをよりパワーアップして継続する事が昨年末に決定しました。

では、米国 カナダ以外の地域 国々ではどうなるのか?その他の国々においてはAMEX一本化で通すのか?非常に気になるところです。
確かにアメリカンエキスプレスカードはブランドとしては一流ですし、全世界で名前は知れ渡っています。しかし利用度や会員数においてはVISAやMasterCardに遠く及ばず一部の富裕層を中心に利用が偏り 会員の拡大や利用機会は今後も大幅に伸びる事は考えにくい状況です。
最大のライバルであるヒルトングループがVISAカードとAMEXの両面で顧客を捕まえている事を考えると マリオットも勿論両方でカード会員を捕まえておきたいのが 本音なのですが、米国 カナダ以外の国々でのカード会員の獲得は非常に弱いと言うの実状なのです。
北米地域以外でのVISAカード発行についてマリオットのカスタマーマーケティングの担当に訊ねてみたところ 計画は色々と上がるものの 具体的にはどの地域、国々で提携カードを発行するのかは未定であるが、SPG AMEXカードの発行されている 地域については新たにVISAブランド又はMasterCardブランドの提携発行の引き受け先の模索をしているとの事です。
日本についてはどうなのか?と訊ねたところ 非常に興味深い 話を聞く事が出来ました。
日本において 提携カード発行の引き受け先として1番に候補として上がっているのは やはりと言うか、まぁ 候補としてVISAカードの発行実績 信頼性、セキュリティの確実性、会員数、展開能力 将来性、 企業規模等のトータルレスポンスでは三井住友カード以外に考えられないと事でした。
しかしながら 両者に具体的な提携カードの発行の計画は現在のところありません。

VISAブランドカードで日本国内においては圧倒的な実績と会員数を誇る 三井住友カードは大手ホテルチェーンとの提携カードを複数 発行しています。ヒルトンを初め、国内の主要なホテルチェーンは三井住友カードと提携カードを発行して 会員の確保と独自のサービスを提供しています。

マリオットも日本国内におけるVISAカード発行において三井住友カードの実力は高い評価をしているのですが、米国本国及びカナダにてVISAカードの提携先であるJP モルガンとの関係上 安易に提携話を持ち掛ける事は出来ない事情もあります。

では、日本においてマリオットVISAカードは発行されるのか?結論から言うと AMEXとの新しい提携カードが日本で発行されて その進展具合を判断してから と言うのが現在の状況だと言えます。
先ずは2019年にSPGとの完全統合のまだ後の話になるようです。