マリオットの会員プログラムはどこまで優秀なのか?

各ホテルチェーンの会員プログラムと比べてどうなのか?

テルチェーンの殆どがフリークエント ステイプログラム 又はゲストプログラムを主とした会員プログラムを持っています。
皆さんが加入されているマリオットもそうです。
マリオットの会員プログラムの導入は業界では早くからスタートしました。
1980年代初めに米国のアメリカン航空が会員プログラムをスタートさせたのを参考に マリオットもホテルの利用に適したプログラムを自ら考えてスタートさせたのです。

マリオットの会員プログラムの内容がはたして他のホテルチェーンの会員プログラムと比べて 優れているのか?優れているとしたら どのような点なのか? 各ホテルチェーンの会員プログラムと比べて検証していきます。

対象としたのは マリオットでは ほぼ会員特典をフルスペックで受ける事が出来る プラチナエリートのステータスです。
フルスペックで受ける事が出来る特典の内容は ルームのアップグレード、アーリチェックイン、レイトチェックアウト(最大16:00時迄) 宿泊時におけるボーナスポイントの加算、朝食の無量サービス、エグゼクティブ又はクラブラウンジのフリーアクセス、ウェルカムギフト等です。

以上がプラチナエリート会員でしたらマリオットグループのホテルに宿泊すると一部をのホテルを除いて 共通に受ける事が出来る特典です。

比較 対象とする他のホテルチェーンは
ヒルトン、IHG,ハイアット・リージェンシー、ラディソン、シャングリラ、ベストウェスタン、オークラ 日航グループ(One harmony)の会員プログラムとしました。

マリオットのプラチナエリートにおおよそ 同等な会員ステータスは
ハイアット・リージェンシー グローバリスト
ヒルトン ダイヤモンド、
IHG スパイア、
アコーホテルズ プラチナ
ラディソン プラチナ、
シャングリラ ダイヤモンド、
ベストウェスタン ダイヤモンド セレクト
One harmony エクスクルーシヴ
となります。上記の何れもがプログラムの招待制ステータスを除いて最上位のステータスです。
年間に50~75泊の宿泊数を達成しなければなれないステータスです。何れもが高いハードルですね!

マリオットの場合はプラチナエリートの上位にチタンエリート、アンバサダーエリートがありますが 特典の内容的には又 別の物になりますので 敢えて対象から外しました。

マリオットのプラチナエリートの特典とほぼ同等の特典があるのは
ハイアット・リージェンシー グローバリスト
ヒルトン ダイヤモンド
アコーホテルズ プラチナ
シャングリラ ダイヤモンド
の4つですが、アコーホテルズは朝食の無料が明記されていません。
後は IHG スパイアでも 無料の朝食やクラブラウンジのフリーアクセスは保証されてません。
ラディソンもラウンジのアクセスフリーはありません。
ベストウェスタンは そもそもホテルに専用のラウンジがあるホテルは海外の極一部のホテルですし、朝食も一部のホテルでウェルカムサービスとして受ける事が出来る程度です。

One harmonyのエクスクルーシヴもクラブラウンジのフリーアクセスはありません。

以上の事からマリオットのようにフルスペックの特典が付与されている会員ステータスは極 極 限られた物になります。
何れもが最上位の会員ステータスであって 容易にはなれない物ですね!

マリオットの場合は最上位ではありませんが、プラチナエリートの特典は他のホテルチェーンの最上位の会員ステータスより 内容は遥かに充実していますし、凌駕していますね!

レイトチェックアウトにしても他のホテルチェーンはホテルによって 最大12:00~15:00と決められているところもあります。(One harmony)
IHGの場合は年間に200USDでアンバサダーと言う有料会員になれば 2.000円又は20USD相当の朝食代に充当出来るクーポン券を利用出来ますが 無料にはなりません。

ルームのアップグレードではマリオット、ヒルトン、ハイアット・リージェンシー、シャングリラ、等は当日の空室の状況に応じて スタンダードスィート迄はアップグレードがありますが、
IHGの場合は殆どがワンランクか2ランクアップ位が限度で スィートにアップグレードされるのは中国国内のホテルくらいです。

皆さんも他のホテルチェーンの会員になってられる方は多いと思います。
個々のホテルの優劣ではなく、各ホテルチェーンの会員プログラムの内容の優劣で比べると マリオットのプラチナエリートの特典はやはり内容共に優秀で他には真似が出来ないものであると お分かり頂けたのではないかと 思います。

ボーナス ポイントの加算等は他のホテルチェーンの最上位ステータスが良い場合がありますが マリオットでもチタンエリートになれば 他のホテルチェーンとほぼ同等になりますし、宿泊予定日の48時間前なら ホームページ上で満室表示であっても ホテルによっては極力予約を保証する 特典もあります。

マリオットの最大の武器はこの会員特典を国内外で広く利用出来る事です。
ヒルトン グループもマリオット同様に世界各地にありますが、日本 国内では首都圏、大阪、福岡、沖縄、に限られます。
シャングリラは東京だけですし、 ラディソンも成田と余りにも少ないですね、

日航ANA等のエアライン系のホテルを傘下に持つ IHGやOne harmoyグループは国内の各地にホテルがありますので国内での利用では有利ですが、マリオットほどの特典はありません。
又 IHGの会員特典はANA クラウンホテル系の全てに適応されないものもあります。(インターコンチネンタル系のホテルのみ)

以上の事から 今後の開業予定や国内外の展開力を考えてもマリオットは他のホテルチェーンを凌駕しています。

以前にIHG、One harmony、ハイアット・リージェンシー等のホテルに宿泊した折りにホテルのスタッフにマリオット、SPGグループの会員プログラムの内容について話した事がありましたが、
何れもが「マリオットの真似はとても出来ない、マリオットだからこそ出来る会員プログラムだと思います」と言った答えが返ってきました。

マリオットはトップ自ら「世界一のホテルチェーンは会員プログラムの内容においても世界一優秀な物でなければならない」と全グループのホテルやスタッフに徹底して言った言葉です。

昨年から様々なトラブルや混乱を引き起こして来た マリオットの会員プログラムですが、他のホテルチェーンからみると 「マリオットには敵わない!」優秀な物に見えてるようですし、プラチナ チャレンジ制度を含めた充実度は やはりマリオットだからこそ出来る制度と余裕なのでしょう。

この先 マリオットを継続して利用して行くのであれ、他のホテルチェーンに乗り換えるのであれ、会員プログラムの内容では マリオットの方が圧倒的に優秀なのは変わりないようですね🎵