マリオット 会員プログラムの今後。

マリオットの会員プログラムの統合が実施されて3日が経過しましたが、統合実施によって様々な現象が起こり 未だに終息の兆しは見えません。
昨日はステータスの修正が午前中から実施されて
混乱に拍車をかけてしまう結果となりました。

終息の兆しが全く見えない 原因の1つにマリオットより 今回の事態についての正式なアナウンスが一向にないことや 今後 どのように収めるのか 何ら発表もない事です。

何の根拠もない情報が飛び交って余計に不安を掻き立てる結果になっている事は 何の為の統合であったのか?と皮肉な結果になりつつあります。

8/22日付も変わって 暫くして 漸く待ちに待った米国からの電話が入りました。私の友人でマリオットグループに在籍しているスタッフからです。

昨日 彼には私が疑問に思っている 今回の様々な現象についての質問の回答をお願いしていましたのでその回答が漸く届いたのです。

結果から言うと 私達が考えも及ばない内容もあり非常にショックと言うか やっぱりそうか、等の入り交じった回答でした。
恐らくはマリオットジャパンデスクですら 分かり得ない(分かっていても まだ発表が許されていない)事が彼の口から 聴かされました。

とりあえずは間もなく正式なアナウンスとしてマリオットジャパンから発表される事になるので 私にも回答をすると言うものでしたので、皆さんにお知らせします。

先ずはステータスの表示については個人のデータ移行にさいして進行中に発生したバグ(途中過程)であって現在も修正作業を進行中 で数日内には完了予定であるとの事です。これは 1番メンバー数が多いゴールドメンバーのデータ処理中に 特有に起こった現象で、皆さんご存知の通りの ゴールド→プラチナ→ゴールドの表示の件です。
この件に関して 何らかのアクション、プロモーション、救済策等は 全く実施しておらず 全ての情報が、誤りか全く関係ない情報が勝手に飛び回っただけの事です。したがって 予定どおり 宿泊数でのゴールド到達メンバー以外のゴールドエリートメンバー(ステータスリンクによるアシストサービスメンバー)は 新ゴールドエリートに移行される。

プラチナチャレンジによるプラチナエリートメンバーは新プラチナエリートメンバーに移行(実質現状維持)宿泊数での到達プラチナエリートメンバーについては従来 招待制であったプラチナプレミアエリートに移行(実質 昇格)と言うのが 既に決定されたステータスランクです。

さて、それでは プラチナチャレンジをした意味があるかと?言うと プラチナチャレンジを達成してないと今回のプログラム見直しで 宿泊数 未到達の
ゴールドエリートメンバーは全て 新ゴールドエリートに移行(実質降格)されて 従来のゴールドエリートメンバーが享受出来たサービスを受ける事が出来ない訳ですから。やはり必要だったのです。
又 新プラチナエリートメンバーのサービス内容は従来のプラチナエリートメンバーが享受出来た内容と全く変わらないので サービス的には何ら不利にはならないと言う事です。
従来 招待制であったプラチナプレミアエリートが今回は75stay(宿泊数)達成者に限り贈られるものであって 短期間で提供されている アシストサービスにより昇格したプラチナエリートメンバーは対象外であるので これ以上の変更はないとの事です。

詰まりはプラチナプレミアエリートを全てのプラチナエリートメンバーの対象にすると プレミアの意味をなさずステータスの崩壊に繋がり見直しの意味がないと言う事です。

エリートメンバーのステータスについては今回のプログラム統合により 大幅な見直しが実施されたのです。
ゴールドエリートメンバーのサービス内容はSPGゴールドとの等合として実施的なランクダウンで 他のホテルチェーンではプラチナ、ダイヤモンドクラスと同等の従来のゴールドエリートメンバーのサービスをプラチナに変更(75→50)stayにして かつ、従来のプラチナエリートメンバーのサービスを付与したステータスとする。

プラチナエリートメンバー以上が享受出来るサービスは従来ゴールドエリートメンバーが持っていた権利がなくなった分だけ より向上される為に実質的なランクアップになる。等の見直しなのです。

私達がマリオットにより選別された結果になったのです。
マリオットのセールスプロモーションの展開は一応の成功したので 今後はそれに伴って広げ過ぎた風呂敷を 適正なサイズに見直しに入ったと言う意味になったのです。

これがマリオットの本来の運営方針であり 今まではセールスプロモーションの一環とした サービスだったと言う事になります。
だった1枚のクレジットカードで得たステータスでプラチナエリートクラスのサービスを恒久的に維持させるようなホテルチェーンは世界中どこにも存在しないし、維持させて行く事は不可能だと彼ははっきり言って 今後は今のプログラムでマリオットのファンになってくれるゲストを大切にしていくと言う事です。
全てが当然でホテル業を運営する側からすれば全く間違いではありません。

マリオットが私達に甘いお菓子をくれた期間は終了して 今後は真のマリオットファンになってくれるゲストを求める事になって行く事になりつつあるのです。

まぁ格差をはっきりさせた言う事ですね!
マリオットにすれば より利用をしてマリオットの売り上げに貢献してくれるゲストを大切にしていくのは当然ですし、他のホテルチェーンも同じです。

今だから言える事ですが、エリートメンバーさんのサービス維持についてはかなりギリギリの段階まで来ていたようです。
何となく分かっている方もいらっしゃると思いますが、エリートメンバーさんのサービス維持のコストは各ホテルで急激に上昇してホテルによってはラウンジの閉鎖、サービスの縮小、利用時間の短縮 等が徐々に増えて 又はサービスを維持するためのコストを捻出するためにやむを得ず ルームレートの値上げに繋がって行ったようです。ルームレートの値上げについてはエリートメンバーのみならず全てのゲストにつけがまわることになって 昨年から比べて各ホテルのルームレートは上昇して右肩上がりの状況です。
こう言った 負のスパイラルをたちきらないとホテルの運営に重大な支障をきたす事になって 単体運営のホテルは閉鎖に繋がる可能性やグループからの脱退もあり得るとの事でした。

今回はステータスの見直しについて 書かせて頂きましたが、今後もマリオットファンを続けて行くのか?他のホテルチェーンをメインに利用するのか
又は使い分けするのか 各々の判断材料の一部して頂けたら幸いです。

今回のプラチナチャレンジ達成者のステータスの移行について マリオットジャパンがアナウンスした内容はマリオット本部でははっきり決定していない段階のものでしたので、ある意味無責任ですし、見切り発車的な要素が多分にありました。
しかし プラチナチャレンジを達成しなかったら ステータスの見直し後は間違いなくゴールドエリートになってしまう事実は変わりませんし、見直し前のプラチナエリートメンバーを維持出来る唯一の手段だった事なので 重要な意味があったと思います。
これこそがステータスであり選ばれた者だけが、享受出来るサービスなのだと思います。