コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションの魅力とは


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京阪神地区の緊急事態宣言が解除されました。

コロナウィルス感染による休業要請も徐々に解除されて 先に解除された他県と合わせて 関西にあるマリオットホテルもいよいよ 再開に向けて動き出しました。

ですが、早くても6月からですし、他県からの移動も今月末迄は控えるように発表されているので ここが我慢のしどころです。

ホテルの再開が待ち遠しい マリオットファンの皆さんに 再開迄の間に利用の検討をする参考として 今回は3回に分けて関西にある 森トラストホテルズ&リゾーツが運営するマリオットホテルをご紹介して行きます。

今回 マリオットファンの皆さんにご紹介するマリオットホテルの選定については あくまでも 関西地方以外から来られる方を対象にして 私自身が首都圏から関西に来て利用するなら どのように利用するか?を解説を交えて ご紹介します。

第1回目は 大阪市にある コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション ホテルです。

既にご存知の方は多い コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションは文字通り 新大阪駅のそばにあります。JR,地下鉄の 新大阪駅の直ぐ横に隣接して立地としては抜群のロケーションです。

梅田、淀屋橋、本町等の都心ビジネス街へも地下鉄 御堂筋線で乗り換えなしで行ける為 ビジネスに利用するなら最適と言えます。

SuicaICOCA等の交通系のカードをお持ちなら普段ご自身が利用している気軽さで殆どの路線が利用出来るのも便利ですし、いちいち切符を購入する手間もかかりません。

又 ブランドはコートヤード・バイ・マリオットですが、ホテルの施設内容としては マリオット新大阪と呼ぶに相応しいホテルです。

ホテルは19階で新大阪エリアでは比較的 高層ホテルだと言えますね!

17~18階にエグゼクティブフロアーを備えている他に最上階の19階にはエグゼクティブ ラウンジがあります。
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まず お薦めなのはオフィス街を見下ろし大阪の夜景を楽しみながら くつろぐ事が出来るエグゼクティブ ラウンジです。 新大阪駅周辺は梅田や都心部にある超高層のビルはないので このホテルからの夜景を遮る建物はほぼ見当たりません。西に向いてる窓から夕陽を見ながらくつろげたりするのも このホテルのセールスポイントだと思います。

部屋を含めて全体のデザインは落ち着いていてシックな感じですから いかにもアダルトな雰囲気を醸し出しています。


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レストランはロビー階の横にあって 朝食もこちらで食べる事になります。
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勿論 朝食はあのボリューム満点の琵琶湖、南紀白浜マリオット同様 朝から食べ切れないほどの種類があります。琵琶湖マリオットで朝食を食べられた方なら用意に想像がつくことではないでしょうか。

そして何よりもマリオットファンの皆さんにとって心強いのは このホテルの総支配人である木村さんが私達マリオットファンの仲間だと言う事です😃 これ以上の心強い味方はありません❗

では そろそろ このホテルをマリオットファンの皆さんにご紹介する本題に進みましょう。

先にお話した通り このホテルの一番の特長は駅に近い事ですが、この近い駅が実に便利なのです。

JR 新幹線、在来線、地下鉄 どれもが一つの駅にまとまっているので 何処に行くにも直ぐに利用出来るのです。

ビジネスで都心方面、又は市内観光で回る場合、全て 乗り換え無しで1本の路線で行く事が出来るのです。初めて大阪に訪れた方々でも簡単で分かりやすいのです。乗り入れている地下鉄 御堂筋線は大阪メトロのメイン路線です。

先ずは大阪駅がある梅田、中之島がある淀屋橋船場のビジネス街の本町、ショッピングと食べ歩きがメイン そして道頓堀の橋(グリコ、づぼらや)の看板が有名な心斎橋から難波、通天閣がある動物園前、そして阿倍野ハルカス(マリオット大阪)がある天王寺 全てが一本の路線で30分もあれば行けてしまいます。

勿論 ユニバーサルスタジオもJR線で大阪駅に行き

1回乗り換えると直接行く事が出来るのです。

しかし このホテルを利用するメリットは これだけではありません。

これからが いよいよ本番です 。

折角 関西に来たのなら大阪の他に京都、神戸は是非とも周りたいと思いますよね。

しかし、旅行の日程上 周りたいけど時間が足りない、何処か一つ位しか回れないとか なったりする事が多々あるのでは?

しかし このコートヤード新大阪を利用する事でそんな皆さんの欲張りな(笑)希望も簡単に叶える事が出来るのです。

このホテルを拠点として利用すれば大阪市内観光も含めて京都、神戸の2都が最短2日で回る事が出来るから 利用するメリットは大きいのです。

何故このような 早業とも言うべく他のホテルでは真似が出来ない事が可能なのか? 少し 説明しましょう。

このホテルの側にある新大阪駅は JR新幹線、在来線が共に乗り入れていますが、在来線を利用して京都、神戸に乗り換えなしで それも驚くほど短時間に行くことが出来るのです。

JR西日本 一番の自慢である 新快速を利用すれば新大阪から京都、神戸(三ノ宮)共に25分で行けてしまいます。

私達 関西在住者にとってはもう 当たり前の事なので返って便利さに気づかないのですが、新大阪、大阪はJR西日本アーバンネットワークのハブにあたる為に 何処に行くにも非常に便利なのです。

新快速電車は北は福井県敦賀市~西は兵庫県 赤穂市、迄 距離にして約275kmを1本の電車で運行しているのです。

これって他の地方、JRでは決して真似が出来ない電車なのです。関東で例えるなら 東京駅から西なら浜松市、北なら 新潟県 長岡市、東北方面なら福島県 郡山、又はいわき市あたりまで特急ではなく 快速電車が走行している事になります。

九州地区で例えるなら西は博多から西は長崎市、南は熊本の手前、北海道なら札幌から南は函館の近く東は帯広市位ですね!

この新快速は京都、神戸間なら早朝6時~深夜の23時まで約20~15分間隔で走っています。

なので近畿に在住している方は例えば滋賀県 米原兵庫県姫路市迄の200Kmの区間でしたら 余程 急がない限り 新幹線を利用する事は少ないのです。

又 新快速は特急ではありませんが、スピードは特急と同じかそれ以上で走行しますので 特急待ち等の停車もありません。

まぁ こんな電車を新幹線と並行して走らせているのでJR,東海、西日本共に新大阪から名古屋、岡山 以遠の利用客は新幹線利用と割りきっているのです。

さて、新快速を利用して京都市内を観光すれば移動が早くて時間のロスも無いためにたっぷりと観光が出来ます。極端な、話 午前中にホテルを出発して京都でランチを楽しみ 夕べりの鴨川を散歩した後 京都駅から直接 神戸に行ってハーバランドで港の夜景を見ながら夕食を食べるか南京町で中華料理を楽しむことが十分可能です。

夏~の季節なら日も長くなって 楽しむ時間もゆっくりとれますね!そしてホテルに帰るのも手軽に短時間で帰れるので 時間を気にする必要もありません。

東京都内で言うなら新橋で一杯のんで川崎市に帰る気軽さです。コートヤードは夜24:00迄ラウンジはオープンして利用出来るので ホテルに22:00過ぎに帰っても ゆっくりと今度はラウンジで過ごす事が出来るのも魅力の一つです。

もう少し 日程に余裕があれば京都で丸一日、神戸で丸一日とってたっぷり観光するのも良いでしょう。

神戸で北野の異人館を観光して 元町の南京町の中華街で食べ歩きして そのままハーバランドに行って夜景を楽しむのも良いし 少し足を延ばして国宝の姫路城を見に姫路市に行く事も 新快速を利用すれば簡単に出来ます。

又京都、神戸を1日で観光して 次の日は奈良に行く事も簡単に出来るのです。奈良に行くには大阪駅で一度乗り換える必要があるのですが、大阪駅からならまで大和路快速を利用すれぱ約1時間で奈良に行くことが出来て 神戸、京都同様にたっぷりと観光をする事が出来るのです。奈良に行くと 京都と比べてみたくなったりするのですが、そんな気ままな要求も簡単に叶える事が出来るのもJRアーバンネットワークのメリットです。

奈良から近鉄線 又はJRの奈良線を走る みやこ路快速を利用すればやはり40分程で又又京都に行く事が出来るのです。

このように このホテルを拠点にして利用することで移動時間を大巾に短縮出来て かなり効率的に関西の主な観光エリアを回る事が出来るのです。

そればかりか このホテルを拠点して 関西にある同じ森トラストグループのホテルも手軽に利用出来るのです。 

コートヤード新大阪を拠点として京阪神の観光が済んだら次の目的地である 琵琶湖、又は南紀白浜マリオットホテルへも乗り換えなしで一本の電車で行くことが出来るのも大きな魅力なのです。

琵琶湖マリオットへは新大阪駅から新快速 湖西線経由の電車で堅田駅下車で簡単に行けます。所要時間は約1時間位です。

次に南紀白浜マリオットホテルも新大阪駅 始発の特急くろしお号(白浜、新宮)行きを利用すれば約2時間20分 ちょっとした旅行の中での又別の旅行気分が味わえる旅となります。

又 京都観光をたっぷりたのしんで嵐山辺りで雰囲気の良い場所で食事やティータイムを楽しむなら 嵐山にある京都 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテルを利用してみるのもお薦めです。

このホテルも同じ森トラストグループが運営するマリオットのホテルです。この場合 特に宿泊しなくても食事の利用でも充分に楽しむ事が出来ます。

茶寮 八翠のテラス席から目の前を流れる保津川の景色を見ながらアフタヌーンティーを楽しむのも格別だと思います。

このホテルへのアクセスもJR京都駅で嵯峨野線に乗り換えで 快速利用で嵯峨嵐山駅 下車で簡単に行く事が出来ます。

又 コートヤード新大阪を出発する前に木村さんにこのホテルの詳細を訊けば詳しく教えてくれる事でしょうし、席の予約が必要なら 予約を入れて貰う事も簡単に出来るでしょう。

このようにコートヤード新大阪を利用する事で自身の思うままに旅をアレンジする事が出来るのも一つの魅力では、ないかと思います。

予め予定をたてて観光をするのか?それとも とりあえずコートヤード新大阪に行って ラウンジで一杯のみながら明くる日からの予定を考えて自由気ままに組み立てるのか?そんな楽しみ方を可能にしてくれるホテルがこの コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションの最大の魅力であり 他のホテルには決して真似が出来ない存在感だと思います。

グループの皆さん 関西を訪れたならば このホテルをハブホテルとして利用する事を私はお薦めします。

コートヤード新大阪はそんな一味違った 魅力を提供してくれる マリオットの中でも際立った存在感です。

最後にこのホテルのもう一つ隠れた魅力があります。

皆まで言うと皆さんのお楽しみがなくなってしまいますから ヒントを少し、それはこのホテルを皆さんが2回目に利用した時にお気づきになるかと思います。

初回に利用した時に何かしらの要望やリクエストを残して下されば 次は必ず!・・・!このホテルの素晴らしさが分かります。 

次回は南紀白浜マリオットホテルにスポットをあてて マリオットファンの皆さんにご紹介します。 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリオット 会員ステータスの更新で何が起きていたのか?

Marriott Bonvoyのロイヤリティプログラムでは毎年 会員ステータスの更新が実施されます。

今年(2020年)もやや遅い時期になりましが、3/22に更新が世界中で一斉にされました。

その内容に世界中の会員から悲鳴が起きました。

既に多数の会員さんはご存知の事だと思います。

マリオットは前年度の宿泊実績に応じて翌年の会員ステータスを決定します。2020年なら2019年 1年間の宿泊数に応じた会員ステータスを今年度に適応して更新されます。

これも既存の会員さんは良くご存知の事だと思います。

年間に25泊以上ならGold Elite, 50泊以上ならPlatinum Elite,75泊以上ならTitanium Elite,100泊以上+マリオットで年間に20.000米ドルを利用したら Ambassador Eliteと言う基準で決定します。

次に残念ながら 各Eliteランクの宿泊数に満たなかった場合はランクダウンになるのですが、過去、表向き 公式には宿泊数に応じたランクダウンとアナウンスされてきたのですが、実際にはワンランク ダウンの処置になって ソフトランディングの体制を維持して来たのです。

昨年は事実 ワンランクダウンで更新されて今年も 大半の会員さん(先ずは殆どの方でないか?)は予想していた事ですし、実際には昨年の年末や今年の2月迄の日本デスクへの問い合わせたらワンランクダウンだとアナウンスされて来ました。但し、確約したものではないからと一言 注釈はあったと 言いますが、それは後になって とって引っ付けた言い訳にしか聞こえませんでした。実際には「ワンランクダウンです。」と言い切っていた担当者もいたのですから「 今更 何を言ってるのか?」「約束はどうなった?約束は守れ!」と憤慨した会員さんは多数いました。

日本の会員さんは宿泊実績に満たなかった 各エリートステータスは必ずしも宿泊数に反映してるとは言えないものの 2ランクダウンになったのです。

Titanium EliteならGold Elite,へダウン、Platinum EliteならSilver Elite,へ そしてGold Eliteの方は提携クレジットカード(SPG AMEX、AMEX Platinum)を所持してない場合はSilver又は一般(member)にまでランクダウンの処置になってしまいました。

日本国内では極一部の会員さんを除いて大半がこのような処置をとられたのですが、米国本国の会員さんは実際に宿泊数で判断されて Titanium Eliteから一気にmemberにランクダウンになった方もいました。4ランクダウンですよね‼️

しかし、中国やその周辺の国の会員さんに対してはランクダウンなしで そのままエリートステータスを維持させて期限も延長されると言う特例処置がとられたのですが、日本は米国と中国との間の処置 ぐらいの物だったのでは とマリオットは国によって 個別の対応をしたようでした。

3/22に突然 マリオット本部から各国のマリオットデスクに今回の更新内容が通知されて 同時に実施されました。勿論 各国のマリオットデスクの担当者は更新の内容は寝耳に水でした。ワンランクダウンの処置ではなくて かなり厳しい対応の処置だったからです。日本では日付が変わった真夜中に更新となりました。当然の如く マリオットの日本デスクには問い合わせの電話が殺到してパンク状態になりました。

同じように提携カードを発行しているAMEXにもかなりの問い合わせがありましたが、勿論 AMEXはマリオット会員のアカウントに関する事は何も返答する事は出来ないのでかなり困惑していました。

3/22の更新については日本国内だけではなく、世界中からマリオットに対して問い合わせが殺到したのは容易に想像出来る事だと思います。

しかし、3月末と言う時期は米国、ヨーロッパ諸国、そして日本も同じように コロナウィルスによる感染者の爆発的な増加でそれどころではなくなり マリオット本部がある米国のメリーランド州も大変な状況下にあって マリオット本部のスタッフは殆ど勤務が出来ない状態でしたので マトモな対応は望める事すら困難でした。 事実 日本のマリオットデスクから本部に問い合わせを入れても殆ど繋がらないか 数日間も返答が返って来ない状況が続いていました。

そして 更新された直後から数日間は日本のマリオットデスクの返答は「今回はワンランクダウンではなく、ほぼ宿泊数に応じて判定された内容の結果です。」と言うようなものでした。

実際に問い合わせをされた会員さんはそのように説明を受けたのです。

ところが そこから数日後に変わり始めました。

問い合わせをして「何故 2ランクダウンしたのか?そんな事は聴いてなかった」 と言うと 対応が変わったのです。「約束通り、以前からアナウンスをされていたワンランクダウンにしてくれないのか?して欲しい。」とリクエストすると最初は「申請してみますが、審査があるので希望通りになるか?確約は出来ませんが、ご希望を伝えます。希望が通った場合は24~48時間位迄にステータスが変わっています。しかし 残念ながら通らなかった場合はそのままですのでご了承下さい」と変わったのです。

少しばかり希望の持てる回答でした。

ところが 同じように希望した会員さんのステータスが変わり始めました。勿論 この出来事は直ぐにSNSを通じたり 直接伝わったりで 瞬く間に拡がりました。チャンスとばかりに希望が殺到して スタッフは対応に追われて 最初は勿体ぶって いかにも特例処置なのだ 、としていた やり取りも次第に その場で分かりました。と結論を出してしまう事になったのです。

一体 この変わりようは何なのか?このような状況はマリオット内部で何が起きてるのか?

すぐさま 私はマリオットの知人に確認しました。

彼は最初はどうなってるのか状況を掴みかねているようで 詳しい事は分かっていなかったのですが、直ぐに返答していました。

私はその返答を聴いて 驚愕しました。

確かにマリオット本部では2月の終わり頃には今年の会員の更新はワンランクダウンによるソフトランディングではなく ほぼ宿泊数に応じた基準で判定して実施する事を決定したのです。

コロナウィルスの影響によって不利を受けた国々の会員に対しては別途 対応する事にして その他の国々の会員に対しては今回 決定した基準で判定して更新すると言うものでした。

しかしその頃から 急速にコロナウィルスの影響は世界中に拡がり状況は一気に変わりました。

マリオットグループの全世界のホテルの平均稼働率が、20%を下回り 中には移動制限や都市の封鎖によってほぼ休業状態になったホテルが続出したのです。勿論 今も殆ど状況は変わりませんし、日本 国内では 緊急事態宣言を受けて国内のマリオットは都市部の極一部のホテルを除いて 殆どが休業しています。

マリオットの懐具合が世界中で急激に悪くなりだしたのです。

他のホテルチェーンの殆どは予め 会員ステータスの期限延長を発表してステータスの更新を先送りしました。要はランクダウンは無しで現状のステータスの期限延長をしたのです。

他のホテルチェーンはマリオットの出方を待って 様子を伺っていたのです!

そしてマリオットの更新の内容を知るや一斉に自社の更新を延長してステータスの維持を保証しました。

まるでマリオット包囲網を形成するかのように各 チェーン殆ど横並びの内容でした。

マリオットの更新によって離れてしまう会員の取り込みを謀ったようでもありました。

マリオットは判断を誤りました。マリオットは他のホテルチェーンもおおよそ 同じように更新をして変わりないだろう。と当初は判断していたようです。  

マリオットはステータスを更新によってランクダウンさせて そのステータスの期限延長を発表しました。

何やらマリオットだけが渋い ケチ臭いなー!と思われた方は多数いると思います。

「これでは他のホテルチェーンに会員が流れてしまうのでは?」 世界中でマリオットを運営する 各 運営会社は危惧しました。

ところが マリオットだけが取り残された感は本部でも直ぐに知れ渡る事になったのです。

しかし、マリオットの上層部は直ぐに動く事はなく、暫く様子を見る事にしました。

一度 決定した会員ステータスの更新を覆すのは逆にマリオットの信用を落とす事になるから と危惧したのです。いとも簡単に変更する事はMarriott Bonvoyそのものを安く叩いてしまうものだと思っていたようです。

しかし、事態はどんどん悪化していきました。

「今のままでは多数の会員が他のホテルチェーンに流れてしまう。何らかの対応が必要だ。」

マリオットは上から下まで同じ考えになりだしたのです。

そして 突然の決断が出されたのです。

各国のマリオット デスクに対して全て 共通する内容ではなかったものの 期限と条件付きで救済処置(ワンランクアップ)を各マリオットデスクの判断でしても良いと指示を出したのです。ちょうど会員の更新が実施されてから10日余り過ぎた4月の初めの事です。

通常は各会員のアカウントでステータスに関する変更の権限はマリオット本部でしか出来ないシステムですが、今回ばかりは多数の処理を殆ど機能していない本部で出来ない為 各マリオットのデスクに一時的に権限を委譲して対応させる事になったのです。

勿論 今迄にこのような例外はありません。

そして2020年2月迄と期限限定で申し出た会員に対して 過去(昨年~今年3月)の利用で一定の基準を満たしている会員にはワンランク アップの救済処置をしたのです。勿論 この時点では全ての会員がOKにはならなかったのですが、日を追うごとに甘くなってしまい ついには殆どの申し出た会員は救済を受ける事になったのです。

詳細は未だに不明ですが 期間の途中でマリオット本部から何らかの指示があって 殆どザル状態になりました。

そして極めつけは2021年の2月迄としていた期限限定まで 4月のゴールデンウィーク前にマリオット本部が正式に2022年2月迄と当初の期限を1年延長する事を決定したのです。

会員のホームページにアクセスしてログイン後に概要を見ると 各会員の会員資格の有効期限が表示されていますので 会員なら誰でも確認する事が出来ます。

マリオットはかなり 窮地にあったようです。

それも私達が想像するより遥かに悪い方にすすんでいたようです。

ランクダウンさせて会員の利用を絞り込むどころではなく、逆にワンランクアップさせてまで コロナウィルスの影響の終息後には多数の会員を利用してもらうように 背にはらを変えられない マリオットの緊急事態の発動だったのです。  

このマリオットの対応は決して 誉められたものではありません。

マリオットが得意とする会員ステータスに関するドタバタ劇は今に始まった事ではないのは 会員なら誰もが良く知っている事です。

2018年8月のSPGとのプログラム統合によるドタバタ劇の混乱は誰もが記憶にあることです。

今回もそれと同じてつを踏んでいるように思えます。

大きな流れの中での決定と程遠い その場その場の対応で 先の見通しが非常に甘いのではないか?とさえ思われます。まぁ 変わり身の早さと言えばマリオットの特長なのかも知れません。

マリオットの多数のスタッフと私達 会員は今後もあの CEO  アーン・ソレンソン氏とその一部人達によって振り回されて行く事になるのでしょうね‼️

 

 

 

マリオットファンのラウンジ

今回はFacebook内のグループのご案内です。

マリオットファンのラウンジはグループ創立から1年半となりました。

グループの参加人数も増えてマリオットホテルの ますます内容の濃い情報も充実しました。

私達のグループはマリオットホテルだけではなく、世界中のホテルチェーンの情報も様々な形で掲載しています。

グループにはマリオットホテル関係のスタッフも参加してグループのメンバーさんと中身の濃い 活発な情報の交換もされています。

マリオットホテル ファンの皆さんご興味を持たれたのなら是非ともご参加ください。

https://www.facebook.com/groups/509157936162039/

マリオットホテル 貴方はどう付き合って行きますか?

マリオットファンの皆さん、貴方はホテルとどう付き合って行きますか?

貴方自身がホテルを快適に利用するためにどのように付き合って行きますか?

私のblogをお読み頂いている皆さん 新年度も宜しくお願いします。

今年 最初の内容は新年度スタートとして皆さんに是非とも今年1年 実践して頂きたい事柄をご紹介します。

それはマリオットメンバーとして 又は利用するゲストとして 如何にホテルと上手く付き合って行くか?をケーススタディを含めながら検証して行きます。

皆さんはマリオットグループのホテルと上手く付き合ってますか?

勿論 ばっちりだ!と言う方もいれば今一つ上手く付き合えてない。このホテルとは相性が良いけど あのホテルとは相性が悪くて何度利用しても何かしら不満がある。なんて方もいるかと思います。

結論から言うとそれは当然の事なのです、自身が利用する全てのホテルと上手く付き合って行くなど至難の技にも等しい事です。ましてやマリオットのような巨大ホテルチェーンだと全世界に多数のホテルがあるのですから自ずと全てが上手く付き合って行ける等はほぼ不可能だと私は思います。

私自身 仕事も含めかなりのマリオットグループや旧スターウッドグループのホテルを国内外で30数年利用してきましたが 全てが上手く利用出来た事はありませんでした。

しかし それだけの期間 利用した来ただけ ホテルとそれなりに付き合って行ける ある一種の方法を見つける事が出来ました。

完璧とは行かないものの少なくとも 余計な不快な想いはしなくても済む、 或いは最低限 防ぐ事が出来る方法を身につける事は様々なホテルを利用する上で非常に重要な事になります。

又、この方法はご自身が初めて利用するホテルであれば(実践する、しない)かなりのウェイト占める事にもなります。

決して難しい事ではありません❗貴方がホテルを利用し馴れているベテランであれば より効果は高まりますし、又そうでない方でも自身の視点を少しばかり変えるだけで大きな差となって結果が出ます。

 

先ずは ホテルを利用する上で一番トラブルや苦情が発生するのは チェックイン時ではないか?と思います。予約した内容と違っていたり、説明を含めた案内不足だったり 折角のスタートにおいて不快な想いをさせられる事はちょくちょく発生します。

手際が悪くて長い時間待たされたりもしますし、マリオットグループの場合は会員特典(エリートランク)取り扱いミス等もあったりしますね!

勿論 利用する側としては「おいおい❗大丈夫か?頼りないな!」となってしまうものですね!

私もこのようなケースに年に何度かは遭遇します。

特に国内のマリオットグループのホテルの場合 開業してたかだか数年ですから マリオットのシステムに精通したスタッフは何処のホテルでも不足しています。まぁ そんなに早くベテランが育つ訳もないのですが、利用する側からすると完璧にやって当たり前になるのです。

チェックイン時に新人のスタッフがいたら それはそれは いつミスをするかわかりません。

彼らは上手く案内することも説明する事もおぼつきませんね!ましてやエリート特典の内容等は恐らくは どこか抜けている事があります。

逆に利用しなれたエリート会員さんの方が良く分かっていますね!

ここが一つのポイントです。

仮にチェックイン時に新人のスタッフが対応したらマリオットを利用しなれたエリート会員さんなら逆に自身が気持ちに余裕を持って相対してみるのです。

相手が新人のスタッフでなくても チェックイン時には 自身の方から話しやすい雰囲気を作る事は大切です。それでなくてもフロントスタッフはチェックイン時の最初の取っ掛かりは笑顔を作るのに必死で実は内心 かなりの緊張状態なのです。実は笑顔の中にもこわばっている部分はかなりあるのです。

貴方自身がマリオットを利用して宿泊実績を積めば積んでる程 貴方の方が髙地から余裕を持って相対する事が出来る筈ですね!

ここで先ず 貴方自身に必要なのは「こんにちは、こんばんは」と言う挨拶の前にスタッフに対してアイコンタクトをするのです。こわばるのではなく さりとて大袈裟でもなく 相手に対して微笑むような感じでアイコンタクトすれば スタッフは緊張の中にも落ち着いて 貴方に対応する事が出来るようになります。スタッフに対して 先ずは話しやすい雰囲気を作ってあげるのと そうでないのとは 貴方自身の気持ちにもかなりの差が出来る筈です。

 

 

マリオットホテル 貴方は上手く利用してますか?

(マリオットグループのホテル)を上手く利用する方法。

 

工夫次第で快適に利用出来る方法とは?

シャイな貴方は恐らくはそうでない人達より損をします。

ホテルで誕生日や結婚記念日等のアニバーサリーを快適にするためのちょっとした 工夫を皆さんにご紹介します。

但し、引っ込み思案の貴方、謙虚で遠慮がちな貴方 上手く利用したいなら どうしても積極的にならないと駄目ですよ!

ホテルは本来 コミュニケーションの場です。

特に外資系のマリオットホテルは国内系のホテルと一緒に考えては駄目です。例え国内にあってもマリオットのブランドが付く限り 外資系のホテルなのです。運営体が国内の会社であっても ホテルのサービスは国内向けではなく、グローバルスタンダードを基本とした国際ブランドのホテルなのです。

当然にホテルのスタッフは上から下迄 そのように教育されています。つまりはアグレッシブでなければ貴方の気持ちや思い、要望は伝わりません。

貴方の仕草や表情で彼等は判断はしません。

言うなれば プライベートの領域迄 彼等は入り込まないのです。

そのような一種日本独特のサービスは国内系の老舗ホテル(旅館)でなければ判って貰えません。

外資系ホテルの基本は殆ど全てがマニュアルに基づきプログラム化されたサービスに基づくものなのです。

ましてや開業して間もない国内のマリオットホテルなら とても御三家ホテル(帝国、オークラ、オータニ)のように痒いところにも手が届くようなきめ細かく行き届いたサービスは望むべくもありません。

それは仕方ありません。開業して僅か二、三とて年では優秀なベテランホテルマン等はいないのです。

いかなマリオットホテルのスタッフでも彼等はまだまだ修行途中なのです。

これだけはどう頑張っても老舗の実績のホテルには追い付かないのです。

と、言う事で利用する側もこれは判ってくれるだろう、してくれるだろう。なんて淡い期待を持っても見事に裏切られる事もあります。彼等はいわゆる忖度は不得意なのです。逆に積極的に声をかけたら全力でそれに応えようと必死に努力します。

全く 待ちの姿勢とまでは言いませんがお客様からのどんな事でも良いから声をかけて欲しいのです。

良いこと 悪いこと 全てを彼等は言って欲しいのです。

さて 話を本題に戻しましょう。

ホテル等で記念日等の行事(宿泊、食事)をしたい場合  ホテル側から何らかのサプライズやサービスを受けたい 時は スタートが肝心です。

予約は決して公式サイト等から行わず 直接ホテルに電話を入れて予約する事が大切です。

上手い方法としては宿泊の予約は公式サイトからして(公式サイトからでないと有利なプランが選べない時もあるから) 食事等の予約を直接ホテルに連絡して予約するのです。その際には「何月何日に宿泊予約をしている〇〇ですが、レストランの予約をしたいのです、当日〇〇の誕生日、結婚記念日等でお祝いの食事をしたいので 出来たら〇〇側のテーブルをお願いします。」と伝えると 予約スタッフは「どなた様の誕生日ですか?」と尋ねて来たりします。「〇〇の誕生日なので家族で会食したいのです。」と伝えると 予約スタッフはここで何らかのアクションを起こします。勿論 予約セクションで受けているのでこの情報は早速 宿泊セクションとレストランセクションに流れる事となります。

勿論 この時点ではホテル側から「〇〇をサービスしますとか、させて頂きます」とかのコメントは殆どありません、予約スタッフでは コメントする立場にないからです。このような情報を元にどのようなサービスが出来るのか?するのか?は宿泊セクションのマネージャーやレストランのマネージャーなのです。彼等は場合に応じてサービスの指示を出して当日を迎える事になります。

勿論 ホテル側にも都合があります。準備するのに多少の時間は必要なのです。ですから遅くてもこのような予約の連絡は宿泊する数日前にはする必要が、あります。宿泊当日のチェックイン時に言っても時間的に間に合わない事が多いのです。

なのでタイミングを上手く使うことは必要です。

極端な話 誕生日等の記念行事を上手く演出して欲しいなら 本番の前(数ヵ月前でも可)の宿泊時やレストラン利用時のチェックアウトや会計時に その場で「何月 何日に〇〇の誕生日をやりたいので予約をします。」と予約するのです。前持ってのこのような予約はホテルにとっては確実なリピーターになるので効果満点なのです。喜んで予約を受けて貰えます。

私は自身と娘の誕生日をした5月26日の日にレストランを利用して最後の会計の時にカウンターで次の予約を入れたのです。私の家内が「9月の私の誕生日もここでやりたい」と食事中に言ったので それではと9月のレストランの予約をその場で入れたのです。

マリオットホテルのレストランの会計は殆どの場合 レストランのマネージャークラス がやるので その場で次の利用情報が記録される事になって 勿論 利用当日迄 残される事になります。

一見 何気ない事ですが、自身で積極的に相手側に伝える事が大切なのです。決してサービスを催促するのではなく、はっきりと「凄く良かったので 次の家内の誕生日にも利用させて頂きます。」とはっきり相手に伝える事で相手側も喜んで応じてくれるのです。

このような いかにも人間的なコミュニケーションが自身にラッキーな出来事を招く結果となるのが マリオットホテルの特長であって 醍醐味なのです。

黙っていては何もして貰えません。決して悪いことではないので どんどんご自身を色々な意味合いでホテル側にアピールして行くのです。

ご自身が満足したらそれを積極的にスタッフに誉めてあげる そして又次に必ず利用する旨をはっきりと伝える事がホテルスタッフにとっては最大の喜びであって 彼等は全力で応えてくれるのです。

これを積極的にするのか、しないのか?では貴方が受けるホテル側からのサービスも大きく変わる事になります。

決して難しい事ではありません。

最近は殆どの予約やリクエストをホテルのサイトやチャットサービスで済ましてしまうケースが多いのです。マリオットホテルも多分に漏れずです。

折角 宿泊してもホテルのスタッフ等の会話はチェックインやアウト時にしかなかったり レストランで食事をしても殆ど会話を交わすことすらありません。

これが、殆ど日常なのです。これではよほど優秀なホテルスタッフでも貴方の顔と名前は覚えて貰えません。いくらマリオットのエリートメンバーでも他の多数のゲストと同じなのです。

マリオットのエリートメンバーは沢山います。

普通に宿泊してもメンバー間の競争率は高いのです。少しでもホテルからより良いサービスやサプライズを受けたいと希望するのであれば 良い意味合いで貴方自身をホテル側に売り込む姿勢が非常に大切なのです。アグレッシブにならないと 外資系ホテルでは結局 損をする事もあります。

日本的な慎ましやかはグローバルスタンダードのブランドのホテルでは明らかに不利に働く事があります。

又 貴方自身が積極的になる事で少ない宿泊実績でもホテル側にとっては大切なお得意様に映るのです。

さぁ これを読まれた皆さん ご自身の今迄のホテルの利用をした時 ご自身はどうでしたか?

貴方自身 ホテル内で積極的にスタッフと会話をしましたか?

彼等の姿勢や対応について 声をかけたことはありますか?

彼等に自身が宿泊するホテルについての感想や何処がお気に入りなのか話した事はありますか?

貴方自身が積極的にホテルのスタッフとコミュニケーションを取ることがお得意様になる一番の近道ですし、他のゲストと差別化も出来るのです。

そう言う貴方の姿勢をホテルのスタッフはよく見ています。喜んで対応してくれます。

次の宿泊には是非とも試してみて下さい。きっとホテルのスタッフは貴方の期待に応えるようになるはずです。

 

 

 

 

 

琵琶湖マリオットホテル ドキュメント

試行錯誤を繰り返しながらも着実に進化するホテルの魅力とは。


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 前回 5月に続き 9月7日から琵琶湖マリオットホテルを利用しました。

今回は私のかみさんの誕生日を兼ねて私と娘の誕生日を過ごしたと同様に琵琶湖マリオットを利用しました。

前回のダイジェストでは琵琶湖マリオットホテルの魅力についてお話をしましたが、今回はこのホテルがどのように進化しているかを検証していきます。

 

既にご存知の方も多いと思いますが、この琵琶湖マリオットホテルは2017年の夏前に開業した 森トラストグループが運営するホテルです。

以前はラフォーレ琵琶湖と言う名称だったのですが、マリオットグループの一員として装いも新たにリブランドして開業しました。

 

マリオットグループのブランドとして開業から2年を過ぎましたが、日本のマリオットグループのホテルとしては新参の部類に入ります。

 

ホテル側から見たら「もう2年も過ぎた」なのでしょうが、私達利用する側やホテル業界から見ると「まだ2年しか経っていない」になりますね!

しかし、双方のギャップは甚だ大きな物だと言えます。

しかし、まだ2年なのです。マリオット全体の中から見ても新参の駆け出しホテルになりますし、ホテルとしてのキャリアは殆どないに等しいのです。

たかだか2年程度のキャリアでは優秀なホテルになる方が困難なのですが、マリオットと言うブランドを背負ってる限り 開業したその日からブランドの名に相応しい優秀さを求められる宿命を背負う事になります。

ホテルのスタッフは「まだ開業して間もないのだから」  と言う言い訳は一切許されず 他のマリオットホテルと同様のレベルを要求される事になるのです。

マリオットのブランドのメリットは言うまでもなくブランド力です。普通のホテルが開業するより遥かに有利なスタートを出来る反面 デメリットはスタートからマリオットブランドの名に恥じないサービスや優秀さが要求されるのです。

このような両極端な効果をもろに受ける事を覚悟して開業するのですが、当然に内部では様々な混乱と矛盾が生じてしまいます。

しかし、それを1つ1つ解決して短期間で本当に優秀なホテルとして評価を受けるように 試行錯誤を繰り返しながらも進化しているのが この琵琶湖マリオットホテルの魅力だと思います。

先にお話したように今回も家族の誕生日のお祝いをこのホテルでするべく利用したのですが、かなり前に予約したにも関わらず レストランのスタッフやフロント スタッフの方々から「お誕生日 おめでとうございます。このようなおめでたい日に当ホテルを利用頂き ありがとうございます。」と声をかけて頂き、ルームに案内してくれたスタッフやターンダウン時にはハウスキーパーのスタッフからもお祝いのメッセージをかけて頂き、この徹底ぶりに感動したのです。


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さりげなくも洒落た 心遣いは相変わらず 利用する側には何とも心地よい気持ちにさせてくれました。

ホテルのスタッフに何かしらの質問や要望をお願いして 最後に返ってる「他に何かお手伝い出来る事はございますか?」の言葉はこの琵琶湖マリオットのスタッフ全員が常にお客様に対して伝える言葉です。

他のマリオットホテルでこのような言葉は中々 聞くことはありません。

琵琶湖マリオットを含めて 森トラスト グループ内の全てのホテルでこのような対応をさせているのか?

それとも 琵琶湖マリオットだけなのか?定かではありませんが、素晴らしい言葉だと思います。  

 

ですが、琵琶湖マリオットホテルにも 様々な問題点やお客様からの苦情はあります。

先ずはスタッフの対応です。混雑時のチェックイン時に長い時間待たされる、上級会員でも同じように待たされたりする、このような時のスタッフの対応が、悪い等です。

確かにチェックイン時に長く待たされたりするのは余り 気持ちは良くないですね!

一般のゲストが集中する15:00時~17:00時にチェックインすると週末等は混雑しますし、特に海外からのお客様が多いと一組あたりの時間が長くなってチェックイン待ちの列は長くなります。

琵琶湖マリオットもメンバーズゾーンをフロントに設けて対応はしているのですが、混雑時にはメンバーズゾーンでも一般のゲストのチェックインをして出来るだけ混乱を避けるようにしている為に上級の会員であっても待たされる事になるのです。

それではメンバーズゾーンの意味がないと メンバーの方は苦情を出します。しかし、逆に混雑時にフロントの一部をメンバーズゾーンオンリーにしてしまうと 今度は一般のゲストから凄い苦情が出るのです。「何故 あの一角は私達は使えないのか? あれは会員専用でも殆ど 使ってないではないか?」

このホテルは会員だけの物か 会員と一般の客を差別し過ぎるのではないか?

実はこのような会員と一般のゲストをチェックイン時に同じフロントで差別化をし過ぎると これを徹底的に実施していた 国内のあるシェラトン等は 凄い苦情が来て 返って評判を落としてしまったのです。

だから 最近のマリオットホテルでは 予め会員専用のチェックインをわざわざ別の場所で行う事も多くなりました。

ホテル内にクラブフロアーやエグゼクティブフロアーを持っているホテルはクラブフロアー内にある専用ラウンジに設けているカウンターにて上級会員のチェックイン手続きをやります。

敢えて一般のゲストと上級会員をチェックイン時にかち合わないようにしているのですが。

宮崎シェラトンや名古屋マリオット等が代表例ですね!

この方式だと双方からの苦情は少なくなります。但し、このような対応が出来るのはクラブフロアーを持っているホテルに限りますので 全てのマリオットホテルが出来る訳ではありません。

勿論 各マリオットホテルは会員だけのホテルではありません。どのホテルも会員より一般のゲストの方が利用者が圧倒的に多いのですから、一般のお客様からの苦情を無下には出来ません。会員からの評判も大切な事ですが、それと同様に一般のお客様からの評判も大切です。

全てが会員の為にだけ優先する事は出来ないのです。

しかしながら これを勘違いしているマリオット会員がどれ程多い事か 最近はよくこんな事例に出くわします。

自分の思うような部屋のアップグレード、レイトチェックアウトが聞き入れられなかったからと フロントで苦情を言ったり 「会員を何と思っているんだ?このホテルは会員対するサービスが悪すぎる」等のクレームをつけます。

上級会員でさえあれば全てのサービスが優先的に受ける事が出来ると思い込み どのような場面、状況でも全ての特典がパーフェクトに保証されていると思い込まれているので 1つでも自らの要求が聞き入れられなかった時は罵声の如く怒鳴り散らす会員がいるのも事実なのです。

勿論 ホテルは最大限 会員の要求に応えられる努力はするのですが、限界はありますので 時と場合によっては期待に沿えない事があります。自分たちだけの要求を通す事のみで 相手側の努力を認めない このような殺伐した雰囲気が国内のマリオットホテル全体に蔓延し始めているのです。

はっきり言って このような会員からの苦情はホテル側の問題より利用する側の問題でもあって苦情であって 苦情ではありません。

しかし、琵琶湖マリオットホテルもこのような苦情に対しても出来る事は最大限努力して対応して それでも無理な事は丁重にお詫びした上で御断りします。勿論 無理難題な要求に対しては誰に対しても毅然とした態度で御断りするのです。

このような行為は一部のお客様の行為によって他の大多数のお客様が被る不利益から守る為の大切な事なのです。

確かにその場しのぎをすれば 一見苦情は収まる事もありますが、それを許していては結局はホテルの評判を落とす事になるのです。

どのようなバランスをとるのか?ウェイトを何に置くのか?これはホテル側にとって難しい判断なのですが、多数の利用者である一般のお客様を大切にする 会員の無理な要求に対しては例え苦情になっても毅然とした態度で御断りして対応する。

このホテルのポリシーではないか と思います。

ホテルとしては全てのお客様の要求を叶えたい気持ちはありますが、現実にはそれが出来ないので 常にその場や状況に応じて何を最優先してお客様にサービスするか?要求に応えるか?複雑な舵取りを試行錯誤しながらも進化しているのが、このホテルの最大の魅力ではないかと思い 皆さんにご紹介させて頂きます。
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